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○薬師堂
護摩道場である薬師堂は、明治27年の建築(棟梁 川中夏吉)ながら、巧緻を極めた唐様建築様式が高く評価され、伊予市の文化財に指定されています。
屋根は仏教の真理を示す宝形をいただく本瓦葺、桟唐戸を使用した正面扉や、組み方に意匠を凝らした柱など見事な建築です。 |
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○お薬師さま
奉安されている薬師如来は、往古に傳宗寺と並んで七堂伽藍を備えていた「宝福寺」という寺の本尊であったと伝えられています。
お薬師さまとは東方瑠璃光浄土の如来さまで、すべての生命あるものの心身の病をを癒すことをご誓願とされる仏さまです。
傳宗寺のお薬師さまのお姿は、ふくよかな面持ちと威厳を兼ねた堂々たる容姿で、日光・月光両菩薩を脇侍として従えており、周囲には小振りながらも瑠璃光浄土を守護する十二神将が揃っておられます。
私たちの身と心の病や傷を癒して下さるお薬師さまにお手を合わせ、繰り返しご真言をお唱えいたしましょう。
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○薬師瑠璃光如来ご真言
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
(我らの心身のを癒すご誓願よ叶いたまえ) |
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