天瑞山 傳宗寺
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てんずいさん でんしゅうじ
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火伏観音をまつる本堂
当山は伊予屈指の古刹です。開基は遠く平安時代の創建にかかり貞観8年(866年)に、宝住上人が聖観世音菩薩を感得し尊像を刻んで堂宇を建立したことに始まると今に伝えられております。
以来、当山はご本尊聖観世音菩薩さまの大いなる慈悲のご加護と弘法大師の導きによって、豊かな人生と安らかな来世を願う人々の祈りの聖地として、仏教の法灯連綿とつづく真言密教の道場です。
本堂内陣。観音さまの浄土、
悟りの世界を現します。
本尊さまの霊験利益はまことにあらたかで、古来より火伏せの観音さまとして善男善女の信仰あつく、結縁の人々を火難からお守りくださるばかりか、その広大無辺の大慈大悲の妙智力は煩悩の業火に苦しみ止まぬ私ども衆生の心を安らかにお鎮め下さいます.。
山門をひとたびくぐりました境内は、祈りと願いの空間であり、やすらぎと潤いに満ちた、仏法の息づく観世音菩薩の浄土です。
どうかひとときの間、心静かにお手をあわせて観音さまと安らかにお過ごしください。
◇本尊聖観世音菩薩ご真言
おん あろりきゃ そわか (観音さまのご慈悲のご誓願よ叶いたまえ)
◆観音さまご縁日
毎月十八日
観音さまとは、私たち人間の救いを求める声を聞くと、自由自在に救済し、また苦しむ人がある限り、その救済の
活動を永遠につとめられる仏さまです。
苦しみ悩みの多いこの世の苦海に、大いなる慈悲の船を浮かべて、沈みそうな私たちを引き乗せて、
幸福の岸辺へと導いてくださいます。
いついかなる時も、私たちのすぐそばにいてお守りくださる観音さまの温もりを感じて生きてまいりましょう。
傳宗寺
(
でんしゅうじ
)
ご詠歌
煩悩
(
ぼんのう
)
の
火伏
(
ひぶ
)
せをかくる
観世音
(
かんぜおん
)
癒
(
いや
)
しのみのり
祈
(
いの
)
る
貴
(
とうと
)
さ
古くから「火伏せの観音さま」として慕われてきた傳宗寺のご本尊観音さま。ご本尊さまに念ずれば火災の難だけではなく私たちの心に燃え盛る煩悩の劫火も鎮めてくださいます。
ご詠歌の「かくる」は願いをかける心で、「みのり」は観音さまが与えて下さる「実り」と、その教えである「御法」がかけられております。
辛いとき、悲しいときこそ、このご詠歌を思い出し観音様を念じてください。
念ずれば必ず花開きます。
傳宗寺
(
でんしゅうじ
)
境内に咲く花々
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